iconよくある質問

お墓の選び方のポイントは?

1.生前にお墓の用意をするべき?

2.お墓を建てるときのポイントは?

3.お墓がいらない場合は?

 3-1.永代供養

 3-2.海洋散骨

 3-3.樹木葬

4.まとめ

1.生前にお墓の用意をするべき?

近年「終活」を始める方が多くなり、その一環として生前にご自身が入られるお墓を用意される方が増えてきています。生前にお墓を用意するメリットはいくつかあります。

まず、自分の好きなお墓・場所を選べるということです。お墓にも石の種類やデザインなどいろいろあります。自分の好みのデザインや立地条件・金銭的な面でも自分で決めることができます。

次に相続税の対策になるということです。お墓には相続税がかかりませんが、お墓の費用として相続したお金には相続税がかかります。そのため、事前にお墓を作っておくことで相続税対策になるのです。

また、残されたご家族はお葬式や様々な手続きなどの対応に追われます。そこで希望しているお墓や場所がわかっていればご遺族の負担の軽減にもつながります。

2.お墓を建てるときのポイントは?

お墓を建てられる場所は墓地埋葬法という法律によって決まっており、主な場所は民間墓地や公営墓地・寺院内墓地などです。宗派や宗教によってはお墓を建てられない場合もありますので確認する必要があります。

民間墓地財団法人や宗教法人が経営している墓地。全国各地にあり、好みの場所を選びやすい。サービスが充実しているところもあり、金額は場所によって様々。
公営墓地自治体が運営している墓地。基本的にはその自治体に住んでいる人向けのもの。価格は民間墓地より安いことが多い。申込むには一定の応募資格を満たす必要があることが多く、抽選にもなりやすい。
寺院墓地寺院内にある墓地。宗派・宗教が決まっており、その寺院の檀家になる事が多く、今後の付き合いも必要になることが一般的。

お墓の場所を選ぶときは、これからお墓を管理・供養する方が通いやすい場所を選ぶといいでしょう。また墓石は購入するものですが、敷地は寺院や霊園の土地を借りている状況なので維持費・管理費が必要だという点にも注意しましょう。

3.お墓がいらない場合は?

最近ではご遺族の負担を減らしたい・跡継ぎがいないなどの理由でお墓がいらないという方も増えてきています。お墓がいらない場合には以下のような埋葬方法もあります。

3-1.永代供養

永代供養とは、寺院や霊園がご遺骨の管理・供養を行ってくれる方法のことです。一定期間ご遺骨を保管後、共同墓地へ埋葬されることが多いです。費用は埋葬する場所によって変わってきますので、一度お寺様や霊園にご確認いただいた方がいいでしょう。

永代供養の詳しい記事はこちら

3-2.海洋散骨

海洋散骨とは、法律上問題ない場所に散骨する方法です。ご自身で船をチャーターして散骨場所へ向かうこともできますが、一般的には業者に頼まれる方が多いようです。

海洋散骨の詳しい記事はこちら

3-3.樹木葬

樹木葬は、墓石の代わりとなる樹木の下に納骨する方法です。一つの樹木の下の区画を契約するものや別々の樹木の下に埋葬するもの・自然のまま里山に埋葬するものなどあります。

樹木葬の詳しい記事はこちら

以上のような方法は、埋葬後はご遺骨を取り出して別の場所へ移動することができないこともあるので注意しましょう。

4.まとめ

お墓はどこにでも建てられるわけではありません。そのため選ぶ場所が大切になってきます。気になる霊園等があれば実際に訪問することをお勧めします。

また建てた後の管理も必要になってきますので、ご自身の想いをご家族と話し合い、決めるようにしましょう。

  • お墓を購入する時期はいつがいい?
  • 生前ですと、終活の一環で購入される方が多いようです。いろんな場所やお墓の種類を比較検討したい方は見て回る体力が必要になってきますので早いうちがいいでしょう。ただし、生前に契約すると管理料が必要な場所もありますので注意しましょう。
  • 納骨する時期になってからお墓をつくってもいい?
  • 必ずしも生前にお墓を作らなければいけないということではありません。ただし、お亡くなりになられてからお墓選びに取りかかられると49日に間に合わない可能性もありますのでご注意ください。
  • 生前にお墓を用意するときにしておいた方がいいことは?
  • 気になる霊園や寺院がある場合は資料等を請求し、実際に現場に訪れ、管理状況やアクセス方法等を確認しておくことをおすすめします。また、場所によってはご遺骨があることが前提で区画を借してくれる場所もありますので注意が必要です。