1.無宗教のお葬式をする人とは?
2.無宗教のお葬式とは?
3.まとめ
1.無宗教のお葬式をする人とは?
無宗教のお葬式とは、特定の宗教・宗派の慣習や宗教的作業にとらわれることなく、通夜・葬儀を宗教家様を呼ばずに行う自由葬の一つです。
定められた形式等はないため、故人様らしいお見送りをすることができます。
無宗教のお葬式をする方としては、特定の宗教の信仰をしていない方や、形式ばった式を好まずその人らしいお葬式をしたい方・宗教的な慣習に沿ったお葬式を望まれない方等があげられます。
2.無宗教のお葬式とは?
一般的には、無宗教のお葬式では宗教家様を呼ばずに行うので、読経や説教等の代わりに黙祷を行うことや、焼香を行う代わりに献花を行うことが多いという特徴があります。
無宗教のお葬式のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 故人様やご家族の意見を反映しやすい
無宗教のお葬式では固定された内容はありません。それぞれのケースにあった内容を決めることができます。
- 内容を自由に決めることができる
宗教・宗派による慣習や儀礼にとらわれることなくお葬式をおこなうことができます。
故人様の好きな音楽を流したり、合唱したり、参列された方たちが故人様との思い出を語り合ったり、故人様へのお手紙を読んだりとその内容は自由に決めることができます。
- 一般的な葬儀より費用が抑えられる場合もある
無宗教のお葬式では、宗教家様を呼ばずにお葬式を行います。そのため、宗教家様に渡す御布施や戒名料・法名料等の費用は抑えられます。しかし、葬儀場でお葬式を行なう場合は、祭壇代や式場代・スタッフ代等のお葬式を行うために必要な費用はかかってきますので注意しましょう。
デメリット
- 親族からの反対の可能性がある
無宗教のお葬式を始めとする自由葬は、まだまだ馴染みのない方も多くいます。そのため、無宗教でお葬式を行うことに反対のご親族もいらっしゃるかもしれません。お互いの意見を話し合い、意思の確認をしておく必要があるでしょう。
- 菩提寺とのトラブルの可能性がある
お付き合いのある菩提寺様等がある場合、連絡や相談なしにその宗教・宗派によらないお葬式を行うと、後々トラブルになる可能性もあります。菩提寺様にお墓がある場合は、お墓に納骨できなくなるかもしれません。菩提寺様がある場合は事前に相談しておくとよいでしょう。
- お葬式の内容が何もないまま終わってしまう可能性がある
お葬式の内容を自由に決められるため、逆に何もすることがなく、通常のお葬式の半分以下の時間で終わってしまうこともあります。何がしたいのか・どのようなお葬式にしたいのかをあらかじめ話し合い決めておくか、依頼する葬儀会社と内容の綿密な打ち合わせをする必要があるでしょう。
また、無宗教のお葬式後のご供養方法としては、永代供養や海洋散骨等を選ばれる方もいらっしゃるようです。
3.まとめ
無宗教のお葬式は、近年その自由さから選ばれることが増えてきている形態の一つです。しかし、宗教的な慣習や儀礼をなくすことで生まれるメリット・デメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、考えたうえで、納得のできるお葬式が行えるようにしましょう。
桶幸アーバングループでは、宗教・宗派を問わずお客様のご希望に応じたご葬儀を行っております。ご相談も随時受け付けておりますのでいつでもお問い合わせください。