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香典返しとは?何をいつまでに用意すればいい?

1.香典返しとは?

2.何を用意すればいい?

3.まとめ

1.香典返しとは?

香典返しとは、お通夜やご葬儀等で参列者の方からいただいた香典に対して、満中陰の法要が終わったことやお礼の気持ちを伝えるために贈る品物のことです。

香典返しを贈る時期は、仏教では満中陰の法要である49日の法要が終わった後に贈るのが一般的です。法要終了後1か月以内に贈ることが目安とされていますが、法要後すぐに香典返しを贈られる方がほとんどのようです。

また命日によっては、満中陰の法要までの期間が3か月に渡る場合があり、これを避けるために忌明けの法要を35日で行うこともありますので、その場合は35日の法要後に香典返しを贈るようにしましょう。

忌明けについては、仏教では49日の法要後、カトリックでは30日の追悼ミサ、プロテスタントでは1か月後の召天記念日、神道では50日祭の後等、宗教によって異なりますので、忌明け前に贈ることがないように注意しましょう。

2.何を用意すればいい?

香典返しの相場としては、「半返し」と言われているように、いただいた香典の半額程度のお返しをすることが一般的と言われています。

しかし、中には参列者の方から高額の香典をいただくこともあるでしょう。そのような場合は、必ずしも半返しにしなければいけないということはありません。3万円から10万円程度の高額な香典返しを頂いた場合は、1/3~半額程度を目安に品物を選び、差額分はお歳暮やお中元等別の機会にお返しするようにするとよいでしょう。

香典返しとして選ばれることが多いのは、不幸を後に残さないという意味からお茶やコーヒー・海苔・砂糖等のいわゆる消え物と呼ばれるものです。相手の方がいつ召し上がるかが分からないため、日持ちのするものを選ぶと良いでしょう。

また、タオルや洗剤・石鹸・漆器・陶器等の日用品も選ばれることが多い品物です。

最近では贈った相手に選んでもらえるカタログギフトを香典返しとして贈られる方も増えてきています。金額や品物も豊富にあるので贈るものに迷ったらカタログギフトを選ぶのもいいかもしれません。

一方で、あまり香典返しとしては望ましくないものとしては、肉や魚、お酒類等の嗜好品、慶事に使われる鰹節や昆布等があげられます。

金券や商品券類を香典返しとして贈ることは、マナー違反というわけではありませんが、金額が分かってしまうためあまり好ましくありません。

香典返しに贈っていいもの・贈らないほうがいいものについて詳しくはこちら

また、最近では葬儀の当日にお返しをする当日返し・即返しをされる方も増えています。

当日返し・即返しについてはこちら

3.まとめ

香典返しにもマナーは様々ありますが、大切なのは贈る相手に感謝の気持ちを伝えるということです。

地域での違いや贈る相手の関係性等の違いがある場合は、ご家族で相談し、感謝の気持ちが伝わる方法を選ばれるとよいでしょう。

桶幸アーバングループでは、香典返しを随時承っております。また、香典返しのリストの作成も無料で行っております。

香典返しに関してのお悩み・ご相談等ございましたらいつでもお問い合わせくださいませ。

  • 会葬御礼品と香典返しの違いは何ですか?
  • 会葬御礼品は、参列された方に感謝の気持ちを表すためのもので、参列された方全てに渡すものです。一方香典返しは香典をいただいたお礼として渡すものなので、香典を受け取った場合に返す必要があります。
  • 香典返しの熨斗書きはどうしたらいい?
  • 仏教の方は『志』や『満中陰志』、神道やキリスト教の方は『偲び草』が一般的とされています。無宗教の方は『志』にするとよいでしょう。
  • 香典返しの包装はどうしたらいい?
  • 贈り物の包装としては、外のしと内のしがありますが、香典返しはお祝い事ではないため内のしの方がよいでしょう。