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線香をお供えする意味とお供えの仕方とは?

1.線香をお供えする意味とは?

2.お供えの仕方は?

3.まとめ

1.線香をお供えする意味とは?

普段何気なくお供えしている線香ですが、お供えすることにも意味があります。

その代表的なものは以下のようになります。

  • 故人様にとっての食べ物

仏教には、生前よい行いをした方はよい香りを食べるという考え方があります。

また、 故人様の旅が無事に終えられるように食べ物を絶やさないようにする 『食香じきこう』を行い、49日までは線香を絶やさずに焚き続ける 地域もあります。

  • 身を清める

線香の香りには、心身を清める効果があるとされています。

線香の香りで心身を清め、故人様やご先祖様に挨拶をしましょう。

  • 故人様と心をつなげる

線香に火をつけると上に登っていく煙は、あの世とこの世をつなぐものとされています。

線香をあげることで、故人様やご先祖様へ想いを伝えることができるのです。

上記以外でも、故人様の旅立ちの道しるべとなるように明るく照らす・仏様を祀る場所を飾り付け整える等の意味があるようです。

線香の選び方についてはこちら

2.お供えの仕方は?

線香をお供えする順番は次のようになります。

1.仏壇等の前に座り一礼(ご遺族がいらっしゃる場合は先にご遺族へ一礼)

2.ローソクにマッチ等で火を点け、ローソクの火で線香に火を点ける

3.線香を香炉に立てる

4.リンを鳴らす(宗派によっては鳴らさない場合もある)

5.数珠を持って礼拝する

6.ローソクの火を消し、一礼して下がる(ご遺族がいらっしゃる場合はその後ご遺族へ一礼)

線香をお供えするときに、ライター等で直接線香に火を点けるのではなく、ロウソクの火を利用するようしましょう。また、ロウソクや線香の火を消すときは、手で扇ぐようにし、口で吹き消さないように注意しましょう。

また、後日弔問へ伺う場合はご遺族に案内されてから部屋へ上がったり線香をあげたりするという点に注意する必要があります。部屋等へ上がることを促されない場合は、玄関先で挨拶やお供え物・香典等を渡し、失礼するようにしましょう。

宗派による違いは次のようになります。

宗派線香の本数
真言宗3本の線香を自分から見て
逆三角形になるように立てる
浄土宗1~3本の線香を立てる・寝かせる
浄土真宗(本願寺派)1本の線香を2~3本に折り、横に寝かせる
浄土真宗(大谷派)1本の線香を2~3本に折り、横に寝かせる
天台宗3本の線香を立てる
臨済宗1本の線香を立てる
曹洞宗1本の線香を立てる
日蓮宗本数の決まりはないが、1~3本が一般的

相手の宗派が分からない場合は、一般的な作法でお供えすれば問題ありません。線香の本数等は周りの人に合わせるか、残っている灰や香炉の形から推察するようにしましょう。

3.まとめ

線香をあげるという行動にもいろいろな意味があります。また、線香のあげ方は宗派によってマナーが異なります。心を込めた線香をお供えできるようにその意味や違いを知っておくようにしましょう。

桶幸ウチダ造花では、様々な種類の進物用線香やご自宅用の線香を取り扱っております。是非この機会にご来店くださいませ。

  • 香炉の灰が溜まってしまったらどうしたらいい?
  • 灰が溜まったら、庭の土に肥料として撒くか、少し水分を含ませて可燃ごみとして処分しましょう。
  • どうしてローソクや線香の火を口で吹き消してはいけないの?
  • 仏教では、吐く息は汚れているものとされています。そのため、火を消すときは手で扇ぐか専用の団扇等を使うようにしましょう。
  • 線香を立てた灰の手入れはどうしたらいい?
  • 日ごろから手入れしていただくこととしては、線香の燃え残りを取り除くことや灰をふるいにかけること等があります。灰をふるうときは灰が舞い上がらないように注意しましょう。