1.お盆とは?
2.お盆に用意するものは?
3.まとめ
1.お盆とは?
お盆は、正式には『盂蘭盆会』といいます。亡くなられた方やご先祖様の霊があの世からこの世へ帰ってくる期間を指します。
一般的にその期間は8/13~16までと言われています。
ただし、関東の一部の地域では7月にお盆を迎える地域もあるようです。そのほかにも8月下旬や9月をお盆とする地域もあるようですので、一度ご自身の地域のお盆の期間を確認するとよいでしょう。
2.お盆に用意するものは?
お盆のための準備としては次のことが挙げられます。
- 法要の相談
お盆に合わせて法要を行おうとする方は多いでしょう。お盆に法要を行おうとする場合は、できるだけ早めにお寺様にご相談することをおすすめします。
また、法要をされるのであれば法要案内のハガキ料理や法要土産等の手配しておきましょう。
- お墓・仏壇の掃除とお供え物の準備
お盆期間中にお墓参りに行った際に掃除をするのでも問題はありませんが、時間や日程的に余裕がある場合は迎え火をする前までにお墓の掃除をしておくとよいでしょう。
また仏壇の掃除をする必要もあります。普段していない細かいところまで掃除しましょう。
掃除が出来たら盆棚・精霊棚の準備をします。場所が限られている場合は仏壇を利用する方法でもかまいません。
盆棚に用意するものの霊としては、帰ってくるご先祖様の目印になる『提灯』や病を癒す・邪気を払うとされている『まこも』、行きは早く駆ける馬に乗って、帰りは別れを惜しみゆっくり牛に乗って帰るという意味の『精霊馬』、提灯と同じように目印となり、肉体のないご先祖様達が中に魂を宿らせるとされている『ほおずき』等があります。
ただし、浄土真宗では用意しませんので注意しましょう。
※上記のイラストはあくまでイメージになっております。地域や文化によっては内容が異なることもありますので、確認する必要があります。
- 迎え火
8/13の夕方、もしくは地域によってはその前日の8/12の夕方にこえ松やおがらに火を点け、ご先祖様の霊を迎えます。
- お墓参り
お盆の期間にはお墓参りに行きましょう。服装について特に指定はありませんが、派手なものを避け、落ち着いた服装にするとよいでしょう。
- 送り火
8/16の夕方にこえ松やおがらに火を点け、送り火を行い、ご先祖様の霊を送り出します。
お盆が終わったら、盆棚はすぐに片付けるようにしましょう。ナスやキュウリで作った精霊馬やまこも等の翌年も使うことが難しいようなものや初盆の時のみに飾る白の提灯等は、食べられるものは食べるか送り火と一緒にお焚き上げをしたり塩で清めたあと各自治体の処分方法に従って処分したりするとよいでしょう。
ただし、盆提灯は地域によっては8月末まで飾る場合もありますので、お寺様等にご確認ください。
3.まとめ
お盆はご先祖様霊をお迎えする大切な期間です。お盆にしか用意しないものもたくさんありますが、日ごろの感謝も込めてできる範囲で準備をすると良いでしょう。
また、用意するものや飾り方は地域によって異なりますので一度確認することをおすすめします。
桶幸ウチダ造花仏壇サロンではお盆用品を取り揃えております。是非この機会にご来店くださいませ。