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神棚の掃除の方法は?してはいけないこととは?

1.神棚の掃除の方法は?

2.注意しなければいけないことは?

3.まとめ

1.神棚の掃除の方法は?

神棚とは、会社や自宅に置かれている神道の神様を祀るためのものです。

神様を祀るもののため、神棚はできるだけきれいに保っておく必要があります。専門家に頼んで掃除をしてもらう方法もありますが、ルールを守れば誰でも掃除をすることができます。

神棚の掃除の手順としては以下のようになります。

1.身を清める

綺麗な水で手や口を清めます。

2.神棚に掃除をする旨を伝える

神棚に向かって二礼二拍手一礼をして、これから掃除する旨を伝えましょう。

3.神棚や神具をおろす

榊立・水玉等の神具や神棚をおろします。この時、床に直接置くのではなく、白い布をひいた机の上に置くようにしましょう。

また、神棚の部品は取り外し可能な部分もありますので慎重に扱うようにしましょう。

神棚の部品や神具の元の位置が分かるようにあらかじめ写真を撮っておくことをおすすめします。

4.お札を取り出す

マスクをした状態や口に和紙をくわえた状態で、神棚の扉からお札を取り出し、神具等と同様に白い布の上に置きます。

5.神棚・神具をきれいにする

はたき等で神棚の埃をはらい、乾いた布で乾拭きをします。

陶器製の神具は食器用洗剤などで洗ってきれいにします。

ロウソク立の汚れが取れにくい場合は専用の洗剤を使うときれいに落ちます。

6.お札を戻す

新しいお札を神棚に入れます。

7.神棚・神具を戻す

きれいにした神棚や神具を元の位置に戻します。

8.掃除が終わった報告をする

お供え物やしめ縄・紙垂等を飾り、掃除を始めるときと同様に二礼二拍手一礼をして掃除が終わったことを報告します。

2.注意しなければいけないことは?

神棚を掃除する際に気をつけなければいけないことは以下の点です。

  • 神棚の掃除に水や洗剤を使わない

神棚は白木で作られていることがほとんどです。

カビができるのをさけるためにも水拭きはしないようにしましょう。

また、洗剤等も変色する恐れがあるため使用しない方が良いでしょう。

  • 神棚に息を吹きかけない

人の息は穢れとされています。

神棚の造りが細かい物もあり、埃や汚れを取るために息を吹きかけないように注意しましょう。

お札を扱うときは必ずマスクをするか和紙を口にくわえた状態で作業するようにしましょう。

  • 汚れた掃除用具を使わない

神様は穢れを嫌います。

掃除に使用する布や掃除用具は新品を用意しましょう。

  • 掃除の前には体を清める

神社へのお参り同様、穢れを持ち込まないように掃除前にはきれいな水で体を清めましょう。

  • おろした神棚は床に置かない

神棚を床に置くと神様の目線が自分の目線より下になってしまうため、失礼に当たります。必ず台や机の上におき、足元に置かないようにしましょう。

  • 掃除をする日は9の付く日と12/31を避ける

9は苦しみを連想させるため9をつく日の掃除は避けましょう。

また、12/31に掃除をするとその後に正月飾りをつけることになります。31日に正月飾りをつけることを一夜飾りといい、神様を迎える気持ちが足りないとされるため避けた方がいいでしょう。

上記の日以外にも喪中には神棚掃除をしないほうがいいでしょう。

3.まとめ

神棚は家や会社にある小さな神社ともいえます。家や人を守ってくれている神棚はできるだけきれいな状態で保てるようにしましょう。

また神棚を掃除するには、神棚掃除特有の注意点や順序があるため、一つ一つ確認しながら行うようにしましょう。

桶幸アーバングループ仏具店では、神具や神棚掃除用品を各種ご用意致しております。是非この機会にご来店くださいませ。

  • 女性が神棚を掃除してはいけない?
  • 基本的には女性が掃除をしてはいけないという決まりはありません。しかし、地域やお家の慣習等により男性が掃除を行うという場合もあります。どうしても気になるという場合は、清めの塩や鏡を身に着けて掃除をすると良いでしょう。
  • 交換したお札はどうしたらいい?
  • 交換したお札や神棚飾は燃えるゴミに出してはいけません。神社に持って行き、お焚き上げしてもらうようにしましょう。
  • 神棚の掃除の頻度や時間帯は?
  • 神棚を掃除する頻度や時間帯に決まりはありませんが、半年に1回ぐらいで行うと神棚をきれいに保つことができるでしょう。12月の大掃除に合わせて12月上旬に掃除する方が多いようです。また、1日・15日の榊を交換するときもおすすめです。